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AGCが貿易書類をデジタル化するプラットフォームを導入:製造IT導入事例
AGCは、貿易プラットフォーム「TradeWaltz」の導入を決定し、同プラットフォームとの連携に適した自社貿易システムを構築したと発表した。データ一元化などにより、貿易業務が効率化する。
AGCは2024年12月12日、貿易プラットフォーム「TradeWaltz」の導入を決定し、同プラットフォームとの連携に適した自社貿易システムを構築したと発表した。
TradeWaltzは、貿易書類のデジタル化や、貿易関係者間の情報共有手段の統一化に貢献するサービスだ。同社は、貿易条件の異なる多くの製品を取り扱っており、関係者との連絡手段が煩雑になったり、貿易書類が分散したり、手作業によってデータの入力ミスが発生するなどの課題があった。そのためTradeWaltzの導入を決定し、同プラットフォームとの連携に適した貿易システムを構築した。
TradeWaltzを活用することで、貿易書類の保管場所の一元化と情報共有の手段の統一が可能になった。また、貿易システム構築により、貿易関連書類や社内業務計画資料の作成を統一したシステム内で完結できるようになり、TradeWaltzとスムーズに連携できるようになった。
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