ニュース
AGCが台湾で半導体や電子材料向けのテクニカルセンターを開設:材料技術
AGCは、台湾の新竹で半導体や電子材料向けの化学製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター」を2024年10月に開設する。
AGCは2024年9月2日、台湾の新竹で化学製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター」を同年10月に開設すると発表した。
同社は、半導体製造における前後の工程に対応するメーカーが集積している台湾に半導体や電子材料向けの化学製品を取り扱うAGCケミカルズテクニカルセンターを開設することで、現地でのマーケティング活動を強化するとともに、迅速な技術サービスの展開を実現する。
これにより、台湾の顧客の製造および開発の条件に合わせて、化学製品の評価や分析をスピーディーに行う。また、現地で半導体と電子材料の市場における最新のニーズを把握し、顧客の技術ロードマップに沿った化学製品の提案や新製品の研究開発につなげる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 乳化剤不使用のフッ素ポリマーを製造法を開発
AGCは乳化剤を使用することなくフッ素ポリマーを製造できる方法を開発した。 - AGCが過去最高の売上高を記録するも営業利益は低迷、不透明なロシア事業の譲渡を検討
AGCが2022年12月期通期業績を発表。売上高は前期比3385億円増の2兆359億円と過去最高記録した一方で、営業利益は前期比222億円減の1839億円となった。 - AGCが350億円を投資しフッ素製品の製造能力を増強
AGCは、半導体関連向けなどの需要に対応するために、フッ素製品の製造能力増強を決定した。 - 実生産炉でアンモニアを燃料に利用したガラス製造の実証試験に成功
AGCや大陽日酸、産業技術総合研究所、東北大学は、実生産炉でアンモニアを燃料に利用したガラス製造の実証試験に成功した。 - EUV露光用フォトマスクブランクスの生産能力を増強、現在の約2倍に
AGCのグループ会社AGCエレクトロニクスで、EUV露光用フォトマスクブランクスの生産能力を増強する。2023年1月から生産を開始し、2024年にAGCグループのEUVマスクブランクス生産能力を現在の約2倍に高める。