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乳化剤不使用のフッ素ポリマーを製造法を開発材料技術

AGCは乳化剤を使用することなくフッ素ポリマーを製造できる方法を開発した。

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 AGCは2024年8月7日、乳化剤を使用することなくフッ素ポリマーを製造できる方法を開発したと発表した。

 これまで一部のフッ素ポリマーは、フッ素系乳化剤を使用した乳化重合と呼ばれる製法で製造されてきた。近年、フッ素系乳化剤を使用しないポリマー製造技術の開発要望が高まってきた。しかし、乳化剤をフッ素系から非フッ素系に置き換えた先行の技術では、フッ素系の副生物が生成される他、従来製品並の性能が発現しないなどの課題があった。

 そこで同社は今回のフッ素ポリマー製造技術を独自に開発した。同技術は、一切の乳化剤を使用せず、フッ素系副生物の生成を少なく抑えることができ、かつ従来製法と同等の高性能なフッ素ポリマーを製造可能とする。

 AGCグループは、中期経営計画「AGC plus-2026 」における主要戦略の1つに「サステナビリティ経営の深化」を掲げ、「Blue Planet」(持続可能な地球環境の実現)、「Innovation」(革新的な未来社会の創造)、「Well-being」(安心安全な暮らしへの貢献)の3つの社会的価値の創出を目指している。AGCグループは同技術の応用展開により、継続して安心/安全な高機能素材を提供していく。

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