この記事は、2024年11月18日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
以前、当欄でも紹介しましたが、環境対策についてのインタビュー連載企画「製造業は環境にどこまで本気で取り組むべきか」を進めています。製造業である以上、環境への影響なしに活動を行うことはできませんが、脱炭素や資源循環、そして事業運営の関係性は、トレードオフになる場合も多く、その中でどういう考え方や優先順位で環境対策に取り組んでいるのかを伺っています。同じ環境への取り組みの中でも企業としての姿勢や考え方の違いが出てきて、毎回とても興味深く取材させていただいています。その中で毎回、共通の課題として出てくるのは資源循環に関する収益サイクルの問題です。
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