自動車を今後も所有したい? 重視することは? 2800人に調査:電動化(2/2 ページ)
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは「自動車の所有と利用に関する調査」の調査結果を発表した。
自動車や運転に対する意識や考えについて40項目を用意し、あてはまるかどうかを回答してもらうと、「当てはまる」「やや当てはまる」の回答が最も多かったのは「高い操作性など、運転しやすい自動車がよい」(80.0%)だった。この他、「常に交通安全を気に掛けている」(78.6%)、「燃費のよい自動車を選びたい」(78.3%)も当てはまる回答者が多かった。また、「運転する際はドライブレコーダーを付けたい」(73.1%)、「安全性に対する評判がいいクルマに乗りたい」(72.7%)、「バックモニターや衝突防止機能などの安全支援機能が付いた自動車を選びたい」(67.4%)といった安全装備に関する意識が高いことも示されたという。
クラスタ分析を基に回答者を分類したところ、カーシェアリングサービスへの期待が高いのは、「自動車を所有していないが自動車にこだわりがある」という層と、自動車の維持やメンテナンスにかかるコストに敏感な層だという。具体的に期待していることは、「自分にあった料金プランであること」(46.7%)、「自宅の近くにステーションがあること」(34.8%)、「貸し出しや返却が簡単であること」(31.1%)など。
コストに敏感な層は、利用ルールの分かりやすさ、アプリの利便性、事故やトラブル発生時の対応の良さなどにも期待している傾向が示されたとしている。
クラスタごとに今後希望する自動車のタイプを調べたところ、カーライフを重視する層やクルマが生活必需品である層はガソリン車を希望する割合が高かった。一方、コスパや安全性、スペックや環境を重視する層はHEV(ハイブリッド車)を希望する人が多く、EV(電気自動車)にも関心が示された。
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