ニュース
コニカミノルタが一部製品を除く全生産拠点で再エネ100%を達成:脱炭素
コニカミノルタは、同社グループの複合機およびデジタル印刷システムのトナーを除く、国内外の全生産拠点で再生可能エネルギー100%を達成したと発表した。
コニカミノルタは2024年10月7日、同社グループの複合機およびデジタル印刷システムのトナーを除く、国内外の全生産拠点で再生可能エネルギー(再エネ)100%を達成したと発表した。
同社グループの国内デジタル印刷システム生産拠点である、コニカミノルタメカトロニクスにおいて、使用電力の100%が再エネ由来となった。これにより、同社グループの複合機およびデジタル印刷システムのトナーを除くグローバルでの全生産拠点で再エネ100%を達成した。
コニカミノルタメカトロニクスでは、2021年から本社に太陽光発電システムを導入。本社工場の電気使用量のうち約13%を同システムで賄っている。加えて2024年度から、本社工場を含む4拠点の電力使用量に対して「トラッキング付き非化石証書」を調達、適用し、再エネ由来の電力比率が100%に達した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- CO2の回収と再循環まで踏み込むデンソーのサステナ戦略、なぜ必要なのか
自動車部品メーカーとしてCO2回収や再循環などより本質的なカーボンニュートラルに向けて積極的な技術開発を進めているのがデンソーだ。デンソー 安全・品質・環境本部 安全衛生環境部 サステナブル環境戦略室 室長の小林俊介氏に、環境問題への取り組みとその考え方について話を聞いた。 - ソニーが取り組むサステナビリティ、素材開発などテクノロジーで限界突破へ
ソニーグループでは2050年の環境負荷ゼロを目指しそこから逆算でさまざまな取り組みを進める「Road to Zero」を推進。今回は製造業として、テレビやカメラなどのエンタテインメント機器の開発や製造を行う「ソニー株式会社」の環境に対する取り組みを、サステナビリティ推進部門 部門長の鶴田健志氏に聞いた。 - 水素を基幹エネルギーの1つに、JR東の高輪ゲートウェイの街づくり
JR東日本とえきまちエナジークリエイト、ジェイアール東日本物流は高輪ゲートウェイ駅周辺の都市開発プロジェクト「TAKANAWA GATEWAY CITY」で再生可能エネルギー活用に取り組む。 - メーカー再生の「リファービッシュ家電」、購入経験は4%にとどまる
GfK Japanは、リファービッシュ品の購入経験者は4.0%にとどまるとの調査結果を発表した。購入未経験者のうち、今後リファービッシュ品を利用したいと回答した割合も4.0%だった。 - 脱炭素社会の到来に向けて、欧州で大幅前進する産業データ連携基盤の取り組み
アイティメディアにおける産業向けメディアのMONOist、EE Times Japan、EDN Japan、スマートジャパンが開催した「カーボンニュートラルテクノロジーフェア 2024 春 技術革新と持続可能な未来の共存」の中から、「インダストリー4.0の動向とサステナブルな社会変革への動き」と題した基調講演の内容を紹介する。