最近、取材を終えて17時くらいに電車に乗ったところ、車内の混雑状況に驚きました。「新型コロナウイルス感染症対策で多くの企業で導入されたテレワークはどうなっているんだ」と思いました。
MS-JapanがWebアンケートにより全国の管理部門を対象に行った「テレワーク実態調査(実施日:2024年5月22〜28日、有効回答数:346人)」の結果によれば、全体のうち約70%の企業でテレワーク制度が導入されている一方で、週1日以上のテレワーク実施率は約40%にとどまっているそうです。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着いた後に出社が増えた企業は全体の40%で、10%の企業ではテレワークが廃止されたことも分かっています。
テレワークを廃止あるいは縮小した企業について検索してみると、本田技研工業やGMOインターネットグループはテレワークを廃止し原則出社の勤務体制を採用していることが分かりました。また、2024年9月にAmazon.comが2025年1月から全世界の拠点でリモートワークを廃止することを発表していました。
これらのような動きを見ると、「やはり、テレワークは生産性を下げるのか」と思ってしまいます。併せて、「テレワークで働いていた人が急に原則出社となるとそれは結構なストレスなのでは……」と考えてしまうのです。
そこで、今回は現代の社員がビジネスで受けるストレスについて考えてみます。一体、現代のビジネスパーソンはどんなことが一番のストレスなのでしょうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 新人が社会人生活で期待すること――「収入が得られる」が過去最高値に
マイナビが「2016年マイナビ新入社員意識調査 〜3カ月後の現状〜」の結果を発表。新入社員が社会人生活に期待することのうち「収入が得られる」が2012年の調査から8.3pt増加し、過去最高値に。また社会人の厳しさを実感する新人が増加していた。 - 20代が考える理想のキャリア、「専門性を高めてスペシャリストに」
20代向けの転職サイト「careertrek」などを展開するビズリーチが、5年後の理想のキャリアに関するアンケート調査結果を発表。約4割が5年後の理想のキャリアとして「専門性を高めてスペシャリストになりたい」と回答した。 - 20代社会人は、転職でキャリアアップより「キャリアチェンジ」を希望
学情が、「転職で実現したいこと」についての調査結果を発表した。社会人経験が3年以上の20代も、3年未満の第二新卒も、転職において「キャリアアップ」より「キャリアチェンジ」を希望していることが分かった。 - 正社員の平均副業月収は「約17万円」、東海が最も高く約23万円
転職サービス「doda」が「地域別・最新の副業実態調査」の結果を発表した。月平均の副業収入は「約17万円」だった。月平均の副業収入が多い上位2地域は「東海」「北海道」で、「株/FX」をしている人が多い地域の順位と一致していた。 - 「キャリアと子ども」調査、女性の約3割が「子どもがほしいと思わない」
転職サイト「女の転職type」が「キャリアと子ども」についてのアンケート調査結果を発表した。約3割が「子どもは望まない」と回答し、子どもがいることがキャリアにどう影響するかについては「プラスに働く」より「マイナスに働く」の方が多かった。