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新人が社会人生活で期待すること――「収入が得られる」が過去最高値にキャリアニュース

マイナビが「2016年マイナビ新入社員意識調査 〜3カ月後の現状〜」の結果を発表。新入社員が社会人生活に期待することのうち「収入が得られる」が2012年の調査から8.3pt増加し、過去最高値に。また社会人の厳しさを実感する新人が増加していた。

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 マイナビは2016年8月2日、「2016年マイナビ新入社員意識調査 〜3カ月後の現状〜」の結果を発表した。2012年に開始して以来、今回が5回目の調査となる。

 調査対象は、同社の新入社員研修フォローアップ講座に参加した各企業の新入社員1567人。まず、社会人生活に対する期待の度合いを尋ねたところ、「かなり期待している」と「どちらかといえば期待している」を合わせて、69%が期待していると回答した。

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 今年4月の調査と比較すると0.2pt減っているものの、入社から3カ月が経っても約7割を維持している。しかし、内訳は変化しており、「かなり期待している」が28.8%から18.7%に減少した。経年変化を見ると「期待している」は、2012年の調査開始以来年々減少傾向にあったが、今年は前年比2.8pt増加した。

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「能力・スキル不足」で社会人の厳しさを実感

 「社会人生活の中でどのようなことに期待を持っていますか」という質問では、「自分が成長できる」が65.1%でトップ。続いて、2位「収入が得られる」(56.0%)、3位「新しいことに挑戦できる」(39.1%)となった。2012年と比較すると「自分が成長できる」が9.6pt減少。一方、「収入が得られる」は8.3pt増加し、過去最高となった。新入社員が社会人生活に期待するポイントが、自身の成長から収入へシフトしていると言える。

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 次に、OJTトレーナー(人事部所属ではなく、現場の社員の教育担当)はいるかを尋ねたところ、63.9%が「いる」と回答。56.9%と過去最低だった前年から7.0pt増加し、2012年の調査開始以来最も高い数値となった。

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 続いて、「OJTトレーナーがいる」と回答した人に、OJTトレーナーとの面談頻度を尋ねた。結果、「毎日」が最多で33.4%だった。一方で「やっていない」(2位)も29.4%を占めた。

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 「社会人になってどう感じましたか」という質問では、42.5%が「想像していた通り、厳しかった」と回答し(前年比±0pt)、「想像していたよりも、厳しかった」は24.4%(同5.5pt増)だった。前年よりも社会人の厳しさを実感する新入社員が増加したことがうかがえる。

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 前問で「(想像していた通り/していたよりも)厳しかった」と答えた人に、どんなときに厳しさを感じたか尋ねたところ、1位の「能力・スキル不足を実感した時」が76.6%と多数を占めた。2位は「仕事内容が困難だと感じた時」で37.1%。先輩社員から指導を受ける中で、仕事の難しさや能力不足に気付く機会が増えているようだ。

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