ニュース
帳票作成機能を強化した3D図面ソリューションの新バージョン:メカ設計ニュース
ラティス・テクノロジーは、XVLの3D図面ソリューション「Lattice3D Reporter」の新バージョンを発表した。帳票作成工数を削減する機能を強化しており、図面ビューごと、スナップショットごとに帳票を出力できる。
ラティス・テクノロジーは2024年9月13日、XVLの3D図面ソリューション「Lattice3D Reporter」の新バージョンを発表した。
新バージョンでは、帳票作成工数を削減する機能を強化している。3D図面の図面ビューごとに「画像」や「図面ビュー」に登録されているPMI(寸法などの製品製造情報)を、Excelの1シートに帳票出力可能だ。現場において2D図面による既存の帳票に近い形で使用できる。
また、後工程では、設計部門が登録したビューとは異なるビューで帳票を作成する場合がある。同社のXVLデータ編集、閲覧ビュワー「XVL Studio」で、後工程に用いるビューをスナップショットに保存し、Lattice3D Reporterの新バージョンで使用すると、スナップショットごとに帳票シートを出力できるため、帳票を効率的に作成できる。
新バージョンの対応製品は「XVL Converter Ver.21.1〜」「XVL Studio Ver.22.1a〜」「Lattice3D Reporter Ver.18.0〜」となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日立建機の3DパーツカタログにXVL Web3D技術を採用、特定部品の検索が容易に
ラティス・テクノロジーの「XVL Web3D Manager」が、日立建機の3Dパーツカタログに採用された。実物と同じアセンブリ状態の3Dモデルを表示し、実際の機械や部品と同じ視点から直感的に部品を特定できる。 - 3D機構検証ソフトの最新版、干渉検証漏れ防止機能を搭載
ラティス・テクノロジーは、3D機構検証ソフトの最新版「XVL Kinematics Suite Ver. 22.1」を発表した。干渉検証漏れ防止機能により、動く3Dモデル上で部品間の干渉をチェックし、検出した干渉箇所の対象部品、位置、発生時刻を履歴化する。 - 「3次元CAD利用技術者試験」の解答形状展開と配信に専用アプリ不要の技術を採用
ラティス・テクノロジーは「3次元CAD利用技術者試験」の解答形状展開に「XVL Player」が、解答形状の配信に「XVL Web3D」が採用されたと発表した。スマートフォンやタブレット端末のWebブラウザで手軽に形状確認ができる。 - マーカーなしで3Dモデルの位置を合わせて部品情報を表示する技術を開発
NEDOは、ラティス・テクノロジーが「XVL Web3D Manager」のARオプション「XVL AR」を製品化したと発表した。マーカーなしで3Dモデルの位置を合わせ、部品の情報を3Dモデル上に表示できる。 - 検査情報を現物にAR表示できる新機能を追加、工場のDX化で生産性を向上
ラティス・テクノロジーは、検査に必要な情報を現物にデジタル表示できる「XVL Web3D Manager AR オプション」を発売した。直感的な情報伝達で作業の効率化や見落としの防止、DX化による生産性の向上が期待できる。 - 3D図面が参照できる無償ビュワーの最新版を提供開始
ラティス・テクノロジーは、3D CADを利用せずに、XVLに変換されたセマンティックPMIの3D図面情報を閲覧できる無償ビュワーの最新版「XVL Player/XVL Player 64-bit Edition Ver.23.0」の提供を開始した。