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ケータハムのスポーツクーペEV開発にヤマハ発動機が参加、eAxle供給:電動化
ヤマハ発動機はケータハムが進めるスポーツクーペタイプのEVの開発プロジェクト「プロジェクトV」に参加する。
ヤマハ発動機は2024年10月2日、ケータハム(Caterham EVo)が進めるスポーツクーペタイプのEV(電気自動車)の開発プロジェクト「プロジェクトV」に参加すると発表した。プロジェクトVでは、ライトウェイト、シンプル、ファントゥドライブを重視したケータハムらしさを受け継いだスポーツクーペEVの開発を進めている。
市販化を予定しており、ケータハムは英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」や東京オートサロンといったイベントでコンセプトカーを披露した。東京アールアンドデーとともに、2025年半ばの完成を目指してプロトタイプの開発と制作を進めている。
ヤマハ発動機はeAxleを独自開発し、試作品をプロジェクトVのプロトタイプに供給する。また、車両の運動制御にも技術や知見を提供する。
ヤマハ発動機は、フォーミュラE世界選手権にも電動パワートレインを供給する。ローラカーズと技術提携し、車体をアプトチームが使用する。2025年(シーズン11)の1戦目からの実戦投入を目指して開発を進めている。
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