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脳血管疾患のカテーテル治療製品事業で新事業ブランドを展開:医療機器ニュース
テルモは、脳血管疾患の治療製品を扱うニューロバスキュラー事業の新事業ブランドとして、「Terumo Neuro」を制定し、グローバルでの展開を開始した。
テルモは2024年9月18日、脳血管疾患の治療製品を扱うニューロバスキュラー事業の新事業ブランドとして、「Terumo Neuro(テルモニューロ)」を発表した。グローバルでの展開を開始している。
同社のニューロバスキュラー事業は、2006年にテルモグループに加わった米国子会社MicroVentionが中心となって展開。脳動脈瘤や脳梗塞、脳動静脈奇形など、さまざまな脳血管疾患に対するカテーテル治療製品をグローバルに提供している。
今回、新たに立ち上げたTerumo Neuroのもと、アクセスデバイスや脳卒中の治療デバイスなど既存の製品分野へ注力しつつ、より幅広い脳血管疾患治療への貢献を目指す。同社は今後も医療現場の課題解決に向けた製品、サービスの提供を通じて、医療の進化や患者のQOL向上に貢献するとしている。
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