設計者のハイブリッドな働き方を支える最新モバイルワークステーションに注目:ものづくり ワールド[東京]2024
デル・テクノロジーズは「第36回 設計・製造ソリューション展」に出展し、設計開発業務などに最適な最新ワークステーションや周辺機器などを訴求していた。
デル・テクノロジーズは「第36回 ものづくり ワールド[東京]」(会期:2024年6月19〜21日/会場:東京ビッグサイト)の構成展の1つである「第36回 設計・製造ソリューション展」に出展し、設計開発業務などに最適な最新ワークステーションや周辺機器などを訴求していた。
近年のハイブリッドワーク導入の流れを受け、設計開発の現場でも、優れた可搬性と性能を両立したモバイルワークステーションに対するニーズが非常に高まっているという。展示ブースでは、「Dell Precisionシリーズ」の最新モバイルワークステーションの豊富なラインアップを訴求していた。その中でも、特に設計者からの注目を集めているのがメインストリーム向けの「Dell Precision 5000シリーズ」だ。
Dell Precision 5000シリーズの最新モデルとして、16型ディスプレイ(アスペクト比16:10)を搭載する「Dell Precision 5690」(重量2.03kg〜)と、14型ディスプレイ(同)を搭載する「Dell Precision 5490」(重量1.48kg〜)をラインアップ。いずれもCPUはAI(人工知能)演算能力に優れたNPU(Neural Processing Unit)を搭載する「インテル Core Ultra プロセッサー」を採用し、かつGPUは「NVIDIA RTX Ada世代」が選択可能だ。例えば、Dell Precision 5690であれば最大構成で「NVIDIA RTX 5000 Ada世代」まで、Dell Precision 5490であれば最大構成で「NVIDIA RTX 3000 Ada世代」まで搭載できる。
「デスクトップと同等、あるいはそれ以上の性能を発揮できる環境を、カバンに入れて持ち運べるサイズ、重量で実現している。スタイリッシュな質感とデザインも好評だ。自宅やオフィス、客先など、場所を問わず、ストレスなく設計業務に専念できるだろう」(説明員)
設計者も使いたくなる周辺機器
その他にも、同社ブースでは周辺機器の提案も行っていた。ハイブリッドワークが普及し、Web会議システムなどを利用した会議や打ち合わせの機会も増えたが、場所によっては周囲の音や騒音のせいで会話の内容が聞き取りづらかったり、逆に環境音をマイクが拾ってしまい話した内容がうまく相手に伝わらなかったりといったことがある。こうしたシーンで役立つのがワイヤレスアクティブノイズキャンセリング(以下、ANC)ヘッドセット「WL5024」だ。AIノイズキャンセリングマイクにより、人の声と周囲のノイズを分けて、クリアな会話を実現。さらに、ハイブリッドANC機能を有効にすることで周囲の雑音が抑えられ、会話がより鮮明に聞こえるようになり、会議に集中できるという。実際に展示ブースで体験してみたが、ノイズキャンセリングがしっかりと効いており、ガヤガヤとした会場の環境音がかなり軽減されていた。
さらに、デュアル充電ドッキングステーション「HD22Q」も展示していた。こちらはノートPC用のドッキングステーションで、ノートPCの充電はもちろんのこと、Qi対応デバイス用のワイヤレス充電スタンドも備える。最大2台の4Kモニターを同時に接続したり、周辺機器を接続したりすることも可能で、最小限のコードのみですっきりとしたデスク環境を構築できる。
その他にも気になる展示が……
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