大手3D CADベンダー3社が夢の共演!? 設計者に最適なワークステーションを訴求:日本ものづくりワールド 2023
デル・テクノロジーズは「日本ものづくりワールド 2023」に出展し、オートデスク、PTC、SOLIDWORKSとともに、各社の3D設計開発ソフトウェアが快適に動作する設計者向け最新ワークステーション「Dell Precision」シリーズを訴求した。
デル・テクノロジーズは「日本ものづくりワールド 2023」(2023年6月21〜23日、東京ビッグサイト)に出展し、パートナー企業であるオートデスク、PTC、ソリッドワークス・ジャパン(以下、SOLIDWORKS)とともに、各社の3D設計開発ソフトウェアが快適に動作する最新ワークステーション「Dell Precision」シリーズを訴求していた。
展示ブースでは、設計者向けワークステーションの提案として、タワー型ワークステーションの最新モデルで、AMD Ryzen Threadripper Pro搭載の「Dell Precision 7865 Tower」や、Intel Xeon W-2400搭載の「Dell Precision 5860 Tower」の他、エントリー向けで第13世代Intel Coreプロセッサを搭載する「Dell Precision 3660 Tower」「Dell Precision 3460 SFF」「Dell Precision 3260 Compact」などを展示。
さらに、近年のハイブリッドワークに対応する最新のモバイルワークステーションとして、17型の「Dell Precision 7780」、16型の「Dell Precision 7680」、14型の「Dell Precision 5480」、15.6型の「Dell Precision 3581」などを展示していた。これら最新のモバイルワークステーションも第13世代Intel Coreプロセッサを搭載しており、メインストリームからハイエンドまでのグラフィックスを搭載できる機種も取りそろえる。
今回の展示のもう1つの目玉は、オートデスク、PTC、SOLIDWORKSによる各社ソフトウェアの特長やベンチマーク結果、最適構成などを紹介するコーナーだ。
「設計業務などに適した最新のワークステーション製品を幅広くラインアップし、来場者の皆さんに見ていただくことも重要だが、普段使い慣れている3D CADやCAEなどのソフトウェアがどの程度動くのか、快適に動作するハードウェア構成はどれか、といった視点での提案や訴求も必要だと感じていた。今回、われわれのISVパートナーであるオートデスク、PTC、SOLIDWORKSの協力の下、ライバル同士でもある3社が横並びで、各社のソフトウェアによる性能評価テストの結果などを紹介するコーナーを設けることができた」(デル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 アウトサイドスペシャリスト部長/日本バーチャルリアリティ学会 評議員の中島章氏)
オートデスクは「Inventor」や「AutoCAD Plus(AutoCAD including specialized toolsets)」などを含む製造業向けコレクション「Product Design & Manufacturing Collection」を題材に、Dell Precisionシリーズとの組み合わせによる工場レイアウト検討のデモなどを披露していた。
PTCは3次元設計ソリューション「Creo」のジェネレーティブデザイン機能「Generative Topology Optimization」と、Ansysとのパートナーシップによって実現したリアルタイムシミュレーション「Creo Simulation Live」を題材に、Dell Precisionシリーズの新旧ワークステーションを用いたベンチマーク結果などを紹介していた。
そして、SOLIDWORKSは、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」で設計した3Dモデルを用いて「Abaqus」に代表される「SIMULIA」ブランドのハイエンドCAEソルバーによる高度な解析が行える「3DEXPERIENCE Works Simulation」を題材に、Dell Precisionシリーズによる動作検証結果を披露していた。
各社の担当者からは「普段競合といわれる企業同士がこんなに近い距離で並ぶことは珍しく、とてもよい機会となった」「どういったポイントを強みとしているのか、自社製品との違いなどを含め、非常によい刺激となった」といった声が聞かれた。
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