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初代「メガトロン」の頭部を鋼製で再現・商品化 完全受注生産で販売開始:デザインの力
キャステムは、タカラトミーの変形ロボットキャラクター「トランスフォーマー」に登場する初代「メガトロン」の頭部を、鋼製かつヒューマンスケールで商品化した。
キャステムは2024年5月22日、タカラトミーの変形ロボットキャラクター「トランスフォーマー」に登場する初代「メガトロン」の頭部を、鋼製かつヒューマンスケールで商品化して発売した。完全受注生産で、価格は16万5000円(税込み)となる。
サイズは34×26×29cmで、重さは約14Kg。本体はステンレス製で、目などのカラーパーツはフルカラープラスチックを使用する。精密な金属部品を製造する、同社独自の精密鋳造技術(ロストワックス製法)を用いてステンレス鋼を1700℃の温度で溶かし、型に流し込む。本物の鋼を使用することで、塗装では出せない重厚感と光沢を生み出している。
なお、人間サイズだが、重量があるため観賞用となる。完全受注生産となっており、注文から納品まで最大で6カ月かかる。職人の手作業で製作するため、若干の個体差が発生することがある。
トランスフォーマーは、タカラトミーとHASBROが提供する変形ロボット玩具。1984年に米国で発売し、1985年に日本へ逆輸入された。玩具販売だけでなく、アニメやコミックも展開している。
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