駆動時間と冷却機能が向上したウェアラブルサーモデバイスキットの新モデル:ウェアラブルニュース
ソニーサーモテクノロジーは、首元に装着して体表面を冷やしたり温めたりできるウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET 5」を発売した。従来品よりも駆動時間が延び、冷却機能が向上している。
ソニーサーモテクノロジーは2024年4月23日、首元に装着して体表面を冷やしたり温めたりできる、ウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET」シリーズの第5世代品「REON POCKET 5(レオンポケットファイブ)」を発売した。従来品よりも駆動時間が延び、冷却機能が向上している。
REON POCKET 5は、新開発のサーモモジュールと放熱機構を搭載。新たにCOOLレベル5が使用可能になった他、COOLレベル4で従来モデル「RNP-4」よりも駆動時間が最大1.8倍、吸熱性能が最大1.5倍になった。静音性も向上し、本体の動作音が最大約5分の1に低減した。
「REON POCKET TAG」を用いた冷温自動切り替え機能「SMART COOL⇔WARM MODE」も強化した。REON POCKET TAGのソフトウェアアップデートで直射日光の検知が可能になり、環境変化に応じた温度調節時間が最大約3分の1に短縮した。
また、REON POCKET 5本体とREON POCKET TAGが備える合計8個のセンサーにより、温度制御の精度が向上している。例えば、初期設定かつ安静状態で30℃の室内では、最長約10時間、SMART COOL⇔WARM MODE機能を使用できる。
装着時に目立たず効率的に排気ができるように、本体の熱を逃がすエアフローパーツは、ビジネスシーン向けに襟の高さまで伸びた形状と、カジュアルシーン向けに低い襟元に合わせた短い形状の2種類を用意している。
なおREON POCKET 5は、前モデルが販売されている日本と香港に加え、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、英国でも発売する。
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