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ミックスドシグナル技術を用いて20GbpsのQPSK無線伝送に成功組み込み開発ニュース

ザインエレクトロニクスは、情報通信研究機構および広島大学と共同で、ミックスドシグナルベースバンド復調回路を用いた20GbpsのQPSK無線伝送技術を開発した。

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 ザインエレクトロニクスは2024年4月23日、情報通信研究機構および広島大学と共同で、ミックスドシグナルベースバンド復調回路を用いた20GbpsのQPSK無線伝送技術を開発したと発表した。

 同技術は、数十Gbpsを超える超高速情報伝送を可能にしつつ、大幅な電力削減が見込まれる。従来の回路構成で高速通信する場合、ADCとDSPへの要求性能が高く電力効率が悪化する。今回はアナログとデジタルの両方の信号を取り扱うミックスドシグナル技術を活用し、高速で低分解能のADCと小規模DSPを組み合わせたベースバンド復調回路を開発したことで電力効率が改善した。

 ベースバンド復調回路を搭載した受信用半導体とロジック回路をFPGAに搭載し、20GbpsのQPSK変調した電気信号の受信が可能となった。実用化の際は、FPGAに実装した機能はベースバンド受信用半導体に統合する。

キャプション
ミックスドシグナルベースバンド復調回路を搭載した受信用半導体[クリックで拡大] 出所:ザインエレクトロニクス

 今回の開発は、総務省の研究開発プロジェクトの一環として実施した。同プロジェクトでは、新たな電波利用ニーズの拡大に対応するため、電波資源の拡大を目指すことを目標としている。

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