ライドシェア利用経験者の8割が「満足」、日本導入の賛否は分かれる:モビリティサービス
MMDLaboはタクシーやライドシェアに関する調査結果を発表した。予備調査では18〜69歳の男女7000人に、本調査ではライドシェア利用経験者202人を対象に調査を実施した。
MMDLaboは2024年4月11日、タクシーやライドシェアに関する調査結果を発表した。予備調査では18〜69歳の男女7000人に、本調査ではライドシェア利用経験者202人を対象に調査を実施した。
予備調査でタクシーの利用経験について尋ねたところ、「利用経験がある」と回答した人が58.6%、「利用したいと思ったことがあるが、利用したことはない」が5.7%、「利用したいと思ったことがなく、利用したこともない」が35.7%だった。
タクシーを利用したことがある人に配車の経験について尋ねると、「オフラインでの配車を利用したことがある」が96.6%、「オンラインでの配車の経験がある」が33.2%となった。タクシーを利用したいときに乗車できなかった経験の有無を尋ねると、「ある」が56.4%、「ない」が31.5%だった。
タクシーを利用した際のトラブルに関する質問では「遠回りされた」が最多の20.4%だった。「ドライバーの態度や言動が不快だった」(19.5%)、「道に迷った」(12.7%)なども挙がった。トラブルの経験がない人は54.5%だった。
ライドシェアの認知や利用経験について予備調査で尋ねたところ、「利用したことがある」が4.7%だった。「利用したことはないがサービス内容は知っている」(20.3%)、「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」(29.9%)となった。ライドシェア利用経験者に満足度を尋ねたところ、「満足」「やや満足」の合計が85.6%に上った。ライドシェアを周囲に勧めたいかどうかについては、「勧めたい」「やや勧めたい」が84.7%だった。
日本でのライドシェア解禁に対する賛否を聞いたところ、「賛成」「やや賛成」が57.8%、「反対」「やや反対」が42.2%だった。
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