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医薬品向け製造、品質管理システムのサプスクリプション型サービスを開始:医療機器ニュース
日立製作所は、医薬品、医療機器製造業向けに、製造および品質管理システム「HITPHAMS」のサブスクリプション型サービス「SaaS版HITPHAMS」の提供を開始した。クラウド上に顧客ごとの利用環境を構築する。
日立製作所(日立)は2024年3月28日、医薬品、医療機器製造業向けに、製造および品質管理システム「HITPHAMS(ヒットファムス)」のサブスクリプション型サービス「SaaS版HITPHAMS」の提供を開始した。クラウド上に顧客ごとの利用環境を構築し、日立がシステム運用管理を実施する。
HITPHAMSは、さまざまな形態の医薬品や医療機器の生産プロセスにおいて、GMPなど各種省令やガイドラインが求める厳格な製造、品質管理業務を効率的に実施するMES(製造実行システム)、LIMS(実験室情報管理システム)パッケージだ。
SaaS版HITPHAMSは、従来のオンプレミス版では顧客自身が行っていたシステム運用管理を日立が担当する。クラウド側でバージョンアップを随時実施するため、最新の法規制やガイドライン、技術に基づく追加機能を標準機能として利用できる。
日立が用意するCSV(Computerized System Validation)文書を活用できるため、CSV対応作業の省力化につながる。サーバなど機器の調達や検証が不要で、初期導入コストを低減できる。顧客ごとにクラウド環境への通信経路やデータエリアを分離しており、顧客間のデータ侵害を防止。ユーザー認証などの仕組みを活用し、サーバへの外部侵入を保護するなど、堅牢なセキュリティを提供する。
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