この記事は、2024年3月22日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
「弘法筆を選ばず」は、優れた人であればどんな道具でも良い成果を出せるという意味のことわざです。もちろん、こんなことは改めて言わずとも皆さんご存じでしょう。ですが、筆者は必ずしもこのことわざが正しいとは思いません。プロフェッショナルだからこそ、しっかりとパフォーマンスを出すため、普段使いの道具にも細部までこだわりたい、ということもあるのではないでしょうか。
先日、PFUが展開しているPCのキーボードシリーズ「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」の最新作である「HHKB Studio」の開発の裏側について取材する機会がありました。お話を聞く中で、HHKBシリーズは先ほど述べたような「細部までこだわりたい!」というプロの期待に応えるべく、キーボードとしての合理性を徹底的に追及し続けてきた製品なのだと感じました。
ユーザー層を絞り込んだが故の使いやすさ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- PFUが「HHKB Studio」のキートップ3Dデータ公開
PFUは、同社が開発、販売しているキーボード「HHKB Studio」のキートップ3Dデータを公開した。オリジナルのキートップを作成したり、使用許諾条件に基づき販売したりすることも可能だ。 - PFUが不正接続防止ツールに新機能を追加、自動車/医療業界から強い引き合い
PFUは、IT機器を検知/遮断/管理する不正接続防止ツール「iNetSec SF」に新機能を搭載すると発表した。USB型LANアダプターなどのシャドーITデバイスの検知に新たに対応するとともに、従来よりも幅広いセキュリティ製品と連携できるようになった。 - PFUが工場の「ネットワーク見える化装置」を機能強化、より“やさしく”
PFUは、工場におけるネットワーク接続機器の見える化やネットワークの状態把握を簡単に行える装置「iNetSec FC」の機能強化版の提供を開始する。ネットワークの見える化を、より“やさしく”行えるようにしたことが最大の特徴となる。 - PFUのスキャナーが富士通からリコーブランドへ、2025年度に売上高720億円目指す
PFUは、世界シェアトップとする同社のイメージスキャナー「fiシリーズ」「SPシリーズ」「ScanSnap」のブランドオーナーをリコーに変更すると発表した。 - リコーのPFU買収はベストマッチ、国内組み込みコンピュータ市場で圧倒的トップに
リコーが、富士通の子会社であるPFUの買収とその狙いについて説明。リコー 代表取締役 社長執行役員の山下良則氏は「リコーが提供するデジタルサービスを広げていく上で、ベストマッチといえる買収ではないか」と強調した。