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アンチ「ライドシェア」のタクシードライバーによる草の根運動モノづくり総合版メルマガ 編集後記

「自分たちは変わりたくないが、新しいものがやってくるのも嫌だ」というアンチではありませんでした。

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 この記事は、2024年3月14日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


アンチ「ライドシェア」のタクシードライバーによる草の根運動

 先日、久しぶりにタクシーに乗りました。乗ろうとしていた場所は東京の都心部で、普段であればタクシーをよく見かけるエリアだったので、空車の流しのタクシーがすぐに来るだろうとキョロキョロしていました。そういうときに限って、賃走中だったり、離れた場所にいた人がタイミング良く空車を捕まえてしまったりするものです。

 「タクシー配車アプリで呼んだ方が早いかな」とスマートフォンを取り出してふと顔を上げたところに、空車のタクシーが現れました。乗った後、運転手さんは「お客さん、乗ってくれそうだなと思っていたんですよ」とニコニコ。プロはそういうところも観察しながら運転しているのですね。

 アプリで呼ぼうかどうか迷っていたことを伝えると「結構待たれましたか」と運転手さん。「そんなに待っていないけれど、最近はタクシーが足りないと聞くから捕まらないかと思っていました」と答えると安心した様子を見せ、「都心なら雨か雪でもない限り、空車のタクシーはすぐに来ますよ。地方なんかはドライバー不足が深刻らしいですが、都内はそんなことないですから」と話し始めました。

 それって都内でも都心6区や都心3区だけじゃないかなと思いつつ、タクシーの運転手さんとおしゃべりするのは嫌いじゃないので、あいづちを打っていると「だからライドシェアなんかは都内は必要ないんですよ」と話が展開。

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