検出距離12mのLiDARを搭載する法人向け自律移動ロボットを発売:ロボット開発ニュース
Preferred Roboticsは、法人向けに機能とサービスを強化した自律移動ロボット「カチャカプロ」を発売した。最大30kgのけん引力に高度なAI技術、検出距離12mのLiDARを備えており、広い現場でも自律移動ができる。
Preferred Roboticsは2024年2月19日、法人向けに特化した自律移動ロボット「カチャカプロ」を発売した。導入コストを抑えながら自動化や効率化を目指す、歯科医院、飲食店、工場など幅広い業態のニーズに応える。
家庭用の「カチャカ」と同じく高度なAI(人工知能)技術を搭載したカチャカプロは、法人向けに機能とサービスを強化したものだ。けん引力は最大30kg(フローリング走行時)で、検出距離12mのLiDARを搭載し、広い現場でも自律移動できる。注意喚起のために音を出しながら移動する走行音機能も備える。また、各現場に合わせた専用シェルフのカスタマイズにも対応する。
本体サイズは240×387×124mmで、重量は12.2kg。最高速度はシェルフをけん引しない場合が秒速0.8m、シェルフ搭載時は秒速0.5mとなっている。
同時発売の「カチャカボタン」には最大3種類の動作を設定でき、ボタンを押すだけで指定の操作を指示できる。本体1台に複数のカチャカボタンをBluetooth接続可能で、スマートフォンのブラウザから簡単にボタン設定ができる。
カチャカプロの価格はオープンで、購入もしくは48カ月のリース契約に対応する。交換、修理などの保守サービスのほか、オプションで導入の負担を軽減する出張設置サービスも提供する。同社は今後、配膳や清掃など特定用途に適したシェルフや機能、ソフトウェアなどを順次提供する。
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