ニュース
IoT活用のモーター解析/遠隔監視システムに常時監視サービス追加:製造業IoT
明電舎は、同社が提供するIoTによるモーターの解析/遠隔監視システムに、カスタマーセンターでの常時監視サービスをオプションで追加した。設備異常などを24時間体制で監視する。
明電舎は2024年1月25日、同社が提供するIoT(モノのインターネット)によるモーターの解析/遠隔監視システムに、カスタマーセンターでの常時監視サービスをオプションで追加したと発表した。
同システムは、ポーランドのスタートアップ企業Elmodisとの協業によるもの。設備の解析と、CO2およびエネルギーマネジメントの2つの機能がある。モーターの電流、電圧の電気信号や、モーターと機械設備の振動、プロセスデータを監視することで、設備の健全度を数値化する。明電舎以外のモーターやポンプ、ブロアなどの製品にも対応する。
今回追加したのは、設備異常などをカスタマーセンターで24時間365日監視するオプションサービスだ。異常検知した場合には、ユーザーの就業時間外でも、あらかじめ定めた内容のサポートを行う。契約オプションの1つとしてサブスクリプション形式で提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 大型プレス機械の遠隔保守、監視システムを開発 アフターケアを迅速化
インテックは、IoTを活用した自動車用大型プレス機械の遠隔保守、監視システムを、エイチアンドエフと共同開発した。制御データを自動的に記録してクラウドへアップし、機器トラブル時には速やかな遠隔保守を実施する。 - OKI、エッジデバイスを遠隔から一元管理するアプリの開発ツールを提供
OKIは、ロボットやさまざまなエッジデバイスを遠隔から一元管理するアプリケーションの開発ツール「ROMBOX SDK」を提供する。同社のリモートDXプラットフォーム技術「REMOWAY」と連携して活用できる。 - 非常駐の設備点検、保全管理と異常予兆検知を組み合わせた保全サービスを提供
NECファシリティーズは、非常駐での各種インフラ設備の点検、保全管理業務と、設備の異常予兆を検知する技術を組み合わせた保全サービスの提供を開始した。 - 製造現場の人や物の位置情報を自動マッピング キヤノンがRFIDシステム発売
キヤノンは、RFIDタグを利用して人や物の位置情報を自動マッピングする「Canon RFID 位置情報ソリューション」を、2024年1月に発売する。 - インフラ設備やシステムを遠隔で管理、監視するIoTコントローラーを開発
明電舎は、インフラ設備やシステムを遠隔から管理、監視できるIoTコントローラーを開発した。インフラ設備のセンシングデータの収集や解析制御などに対応し、リモート予兆診断などでインフラ設備管理の省力化を支援する。 - 変電機器のIoT化で特高変電所をリモート監視する実証実験を開始
明電舎は、変電所を構成する変電機器のIoT化によって、特高変電所全体をリモート監視する実証実験を開始した。IoTやAIなどを導入することで、産業保安の安全性や効率性を高める「スマート保安」への対応を強化する。