機械部品調達サービスが切削角物の研削、バフ研磨の自動見積もりに対応:メカ設計ニュース
ミスミグループ本社は、機械部品を調達できるAIプラットフォーム「meviy」で、切削角物の研削、バフ研磨の自動見積もりを開始した。表面粗さRa0.4まで対応する。
ミスミグループ本社は2024年1月20日、機械部品を調達できるAI(人工知能)プラットフォーム「meviy(メビー)」で、切削角物の研削、バフ研磨の自動見積もりを開始した。表面粗さRa0.4まで対応する。
meviyは、機械部品の3Dデータをアップロードすると、AIが自動で即時見積もりをし、独自のデジタル製造システムで最短1日で出荷するAIプラットフォームだ。
研削、バフ研磨は、部品の摺動性やシール性の向上、汚れ付着防止などを目的とした加工で、表面粗さの精度を上げるための表面加工の1種となる。研削は砥石で工作物の表面を少しずつ削る加工で、仕上げにも用いられる。バフ研磨は布、皮、ウレタンなどで作られたバフを回転させ、金属の表面を研磨して滑らかにする加工となる。
対応可能な材質は鉄、SUS、アルミで、フラットバーやパーカー処理、黒アルマイト(つや消し)は対象外となる。追加サービスとして切削角物、G(研削)、SPBF(バフ研磨)に対応。面粗度はRa0.4およびRz1.6まで、寸法公差、外形公差は公差レンジ0.02(±0.01相当)まで対応する。納期は標準納期、長納期ともに+4日。超短納期、短納期は対象外となっている。
同社によると、切削角物の市場で約25%を占める研削、バフ研磨について、顧客から自動見積もりへの対応を求める声が上がっていた。その要望に応えるべく、meviyの高精度領域での自動見積もり機能を開発。これにより、部品加工に加えて、これまで別途外注が必要だった高精度部品の研削、バフ研磨もmeviyで対応可能になった。
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