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3Dデータのみで板金溶接品の手配が可能に、「meviy」の商品がさらに進化日本ものづくりワールド 2023

ミスミグループ本社は「日本ものづくりワールド 2023」に出展し、加工実演や見積もり体験、サンプル部品の展示などを通じ、機械部品調達サービス「meviy」を訴求。2023年中に対応予定の板金溶接品についても紹介した。

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 ミスミグループ本社は「日本ものづくりワールド 2023」(2023年6月21〜23日、東京ビッグサイト)内の「第35回 設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展し、加工実演や見積もり体験、サンプル部品の展示などを通じて、機械部品調達サービス「meviy」のサービス内容や特長などについて訴求していた。

「第35回 設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展したミスミグループ本社の「meviy」
「第35回 設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展したミスミグループ本社の「meviy」[クリックで拡大]

 meviyは、機械部品の3Dデータをアップロードするだけで、AI(人工知能)が即時に自動見積もりを行い、同社独自のデジタル製造システムによって最短1日出荷を実現する機械部品調達サービスだ。meviyの利用によって、部品調達の効率化が図れるとともに、ムダを省いたことで生み出された時間を、より創造的な業務に割り当てられるようになる。2023年1月には「第9回 ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞」を受賞するなど、製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)をけん引するサービスとしての注目度も高まっている。

 同社はmeviyのサービス提供を開始して以来、商品の進化、ユーザー体験の進化、サービスの進化に注力し、meviyの提供価値を最大化することに務めてきたという。「過去最大規模のブース」(同社)では、ステージ上での加工実演セッション、見積もり体験コーナー、meviyで製作したサンプル部品や同社のカタログ品で構成された装置などの展示を通じ、meviyの魅力を多くの来場者にアピールしていた。

2023年中に板金溶接品の手配も可能になる予定
2023年中に板金溶接品の手配も可能になる予定[クリックで拡大]

 そのうち、meviyの新たな加工種として紹介していたのが、板金溶接加工だ。アップロードした3Dデータから溶接箇所の自動判定が可能で、溶接情報を設定するだけで自動見積もりが行える。使用できる材料は鉄、ステンレス、アルミニウムで、各種メッキや塗装に対応する。加工可能なサイズは製品外形サイズ1500mm以内(縦、横、高さの合計)、長手方向サイズ1200mm以内。アーク溶接や断続溶接を選択できる他、仕上げの指定も行える。標準仕上げで最短6日目出荷が可能だとする。

 「加工種、形状、サイズ、材質を追加し、meviyで手配可能な部品を増やす“商品の進化”の一環として、これまで非常に要望の多かった板金溶接品を年内に提供開始する予定だ。従来、2D図面を介した打ち合わせが必須で、非常に難易度の高かった溶接部品の手配を3Dデータのみで行えるようになる」(説明員)

板金溶接品(1)板金溶接品(2)板金溶接品(3) 板金溶接品のサンプル[クリックで拡大]

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