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医療機器の主要製造拠点に新棟を建設:医療機器ニュース
オリンパスは、医療機器の主要製造拠点である長野事業場に新棟を建設した。新棟は3階建てで、延べ床面積は1万6368m2。医療用内視鏡の小型電子部品を生産する。
オリンパスは2024年1月16日、医療機器の主要製造拠点である長野事業場(長野県辰野町)に新棟を建設したと発表した。新棟は3階建てで、延べ床面積は1万6368m2、総工費は約90億円となる。医療用内視鏡の小型電子部品を生産する。
新棟は、地震や火災、土砂崩れなどの災害時における事業継続の対応力を強化するために、建屋は免震構造および耐火性能を備えた構造、外構は土砂崩れ対策をとっている。
1階に製造、クリーンルームなど、2階に食事ラウンジ、会議室など、3階にはリモート会議室や打ち合わせコーナーなどを擁するコミュニケーションラウンジと居室が設けられている。各フロアは、従業員の動線上で人、モノ、コトをつなげる場であるコネクトコアでつながっており、従業員の働きやすさにも配慮した構造だ。
これまでオリンパスが長野事業場で製造してきた部品は、内視鏡の医療レンズ、成型部品、電子部品など多岐にわたる。新棟では、これまで培ってきた技術や技能、インフラを活用し、医療機器の主要部品の製造拠点として、内視鏡の国内生産体制を支えるとしている。
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