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自動運転車のSDVに必須のE/Eアーキテクチャの参照設計を提供:車載ソフトウェア
ティアフォーは、自動運転車両の開発に必要なE/Eアーキテクチャの設計と開発を支援するソリューション「A.D.E.E.A」を提供する。自動運転車両のためのSDV(ソフトウェア定義型自動車)の開発に必須となる、E/Eアーキテクチャの参照設計を提供する。
ティアフォーは2023年12月6日、自動運転車両の開発に必要なE/E(Electric/Electronic:電気/電子)アーキテクチャの設計と開発を支援するソリューション「A.D.E.E.A(Autonomous Driving Electric and Electronic Architecture)」の提供を開始したと発表した。
A.D.E.E.Aは、自動運転車両のためのSDV(Software-Defined Vehicle:ソフトウェア定義型自動車)の開発に必須となる、E/Eアーキテクチャの参照設計を提供する。パートナー企業のニーズに対応するカスタマイズも可能だ。
同社は、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業。Autowareを活用したソフトウェアプラットフォームなどを提供している。今後は、自動運転ソフトウェアに加え、自動運行装置、車両制御システム、ドライブバイワイヤ、車載インフォテインメントなど、自動運転車両開発に必要な設計と開発を支援する。
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