この記事は、2023年12月18日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
生成AIが大きな注目を集めています。製造業でも徐々に業務利用が広がってきており、MONOistでも「製造業×生成AIインタビュー」として、生成AIとどのように接し、どういう使い方をしているのかを取り上げたインタビュー連載を展開しています。これらのように、盛り上がる一方で、最近よく言われ始めているのが「生成AIでも日本は遅れている」ということです。いくつかの報道記事や識者のコメントなどでこうした話が出てくるようになっています。しかし、それは本当でしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製造業の生成AI活用に3つの道筋、製造現場などでの活用事例を探る
最も大きな注目を集めるワードの1つである「生成AI」。製造業ではどのように役立てられるのだろうか。活用事例を幾つか取り上げるとともに、製造現場などでの活用事例を探る。 - マイクロソフトのAIは人作業の“副操縦士”に、世界に先立つ事例創出を目指す
日本マイクロソフトは、生成AIを含むAIに関する国内での展開について発表した。 - 技術文書を100文字要約、アサヒビールがR&Dプロセスに生成AIを導入した2つの狙い
アサヒビールは2023年10月、R&D部門を主な対象として、マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を活用した社内情報検索システムのPoCを開始した。社内情報検索システム導入の理由や、R&Dプロセスにおける生成AI活用の期待感を同社担当者に聞いた。 - 技術ありきで生成AIは導入しない、日立が見据える「DX2周目」の堅実な戦い方
大手企業を中心に進む「生成AI」の導入。一方で「技術ありきの改革」に陥らないようにするにはどうすればよいのか。日立製作所の吉田順氏に、同社の生成AI活用の現状と併せて尋ねた。 - 生産性向上だけじゃない、パナソニックコネクトがChatGPTを全社導入した理由
世界中で話題の「ChatGPT」。国内企業で早期に全社導入を決定した1社がパナソニック コネクトだ。ChatGPT導入に至った背景や活用の可能性について聞いた。