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自動車部品メーカーが作業手順教育や安全教育にVR学習システムを活用:製造IT導入事例
ビジネスエンジニアリングは、同社のVR学習システム「mcframe MOTION VR-learning」を、高田工業が作業手順教育や安全教育への利用を目的に導入したと発表した。
ビジネスエンジニアリングは2023年11月29日、同社のVR(仮想現実)学習システム「mcframe MOTION VR-learning」を、自動車部品メーカーの高(正確な「高」は、口の部分が目になっているはしご高)田工業が、作業手順教育や安全教育への利用を目的に導入したと発表した。
高田工業では、従業員向けの作業手順の在り方を検討するなかで、VR映像の有効性に着目。コストを抑えながら社内でコンテンツ作成できることから、同システムを採用した。
導入後、高田工業では、新人教育の最初の4日間ほどで同システムのコンテンツを視聴させている。安全管理教育では、360度映像と、実際の事故時のドライブレコーダー映像を組み合わせて、より注意点が伝わりやすくなるよう工夫したりするなど、さまざまな方法で同システムを活用している。
同システムの導入により、新人教員担当者の負担が軽減した。さらに、より臨場感の高いコンテンツによって、熟練した教育担当の指導と同等の高い品質の教育ができるようになったという。作業手順書をVR教材化するなど、作業の標準化にも活用している。
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