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膨大なIoTデータの蓄積と活用に向け「MEEQ」と「GridDB Cloud」が連携:製造業IoT
ミークは、同社のデータプラットフォーム「MEEQ」と、東芝デジタルソリューションズのIoT向けクラウドデータ基盤「GridDB Cloud」との連携サービスを開始した。膨大なIoTデータの蓄積と活用が可能となる。
ミークは2023年11月14日、同社のデータプラットフォーム「MEEQ(ミーク)」と、東芝デジタルソリューションズのIoT(モノのインターネット)向けクラウドデータ基盤「GridDB Cloud」との連携サービスを開始したと発表した。
MEEQとGridDB Cloudは、MEEQデータプラットフォームのデータハブを経由して連携する。連携により、高頻度で発生する膨大なIoTデータを蓄積し、リアルタイムで活用可能になる。処理できる総データ量はペタバイト規模で、NoSQLに加えSQLインタフェースでも利用できる。スマートシティーや工場IoTのように、大量のデータを長期的に蓄積する必要のあるIoTシステムを構築する際に大きな威力を発揮する。
既にMEEQと連携しているサービスとして、MEEQ AI(人工知能)サービス群やソニーの予測分析ツール「Prediction One」、S2K2 Holdingsのノーコード業務アプリケーションSaaS「SOVA」などがある。
また、MEEQでは、ネットワークカメラの動画データをデータベースで処理するなど、上りのデータ容量が多くなる用途にも対応できる、上り特化プランを用意している。
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