ニュース
月額130円から利用可能、法人向けIoT通信回線プラットフォームを提供開始:製造業IoT
ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは、法人向けIoT通信回線プラットフォーム「MEEQ」の提供を開始した。国内3キャリアのLTE回線やLPWA回線、閉域網構築などの発注、回線の開通、通信量の監視に対応する。
ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは2021年3月18日、法人向けIoT(モノのインターネット)通信回線プラットフォーム「MEEQ(ミーク)」の提供を開始した。月額130円(税別)から利用できる。
直感的なUIで設計したコンソール画面を備え、IoT向け通信サービスの購入、決済、登録、管理ができる。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの国内3キャリアのLTE回線やLPWA回線、閉域網構築などの発注、回線の開通、通信量の監視が容易に行え、迅速な事業展開を支援する。
国内3キャリアのデータ通信のSIMを利用する「MEEQ SIM」、閉域網を利用する「MEEQ 閉域ネットワーク」、山間部や高速移動に対応したソニー独自のLPWA通信規格「ELTRES」を利用する「MEEQ for ELTRES」の3サービスを提供する。
MEEQ SIMでのインターネット接続プランでは、センサーやLTE通信、監視カメラなど各種用途に合わせ、さまざまな料金を設定している。例えば、「定額10MBプラン」は月額130円(税別)、大容量向けの「定額40GBプラン」は月額6800円(税別)となっている。
関連記事
- いまさら聞けないLPWAの選び方【2019年春版】
製造業をはじめIoT活用への取り組みが進む中で、IoTに最適な通信技術であるLPWA(省電力広域ネットワーク)に注目が集まっている。一口でLPWAと言っても、さまざま通信規格があるためどれを選んでいいか分かりにくい。本稿では、LPWAを中心にIoT向け通信の選び方について解説する。 - ソラコムもNTTドコモもサービス開始、セルラーLPWA「LTE-M」とは
ソラコムはIoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air」において、セルラーLPWAネットワークの1つであるLTE-M(LTE Cat.M1)を利用できる「plan-KM1」の提供を始めると発表した。NTTドコモも、LTE-Mへの対応を発表している。 - LPWAの通信規格ELTRESに対応した通信モジュールのサンプル出荷開始
ソニーは、LPWA通信規格の1つ、ELTRES対応の通信モジュール「CXM1501GR」を発表した。920MHz帯発信用の変調LSIやGNSS受信LSI、各種高周波部品を内蔵し、920MHz帯およびGNSSアンテナが直結できるため、多様なIoT向けエッジ端末の設計を支援する。 - ソニーのLPWAの正式名称は「ELTRES」、3カ月1000円で国内プレサービスを開始
ソニーとソニーセミコンダクターソリューションズは、独自のLPWAネットワーク技術がETSIの国際標準規格として公開されたことを受けて、正式名称を「ELTRES(エルトレス)」と名付けて世界に向けて普及を進めると発表した。 - ソラコムのIoT回線サービスが200万契約突破、eSIMに加えLPWAの採用も拡大
ソラコムは、IoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air」の回線契約数が200万を超えたと発表した。2015年9月末にNTTドコモのMVNOとしてSORACOM Airのサービスを開始してから約4年半での達成となる。 - アマゾンがLPWAを独自開発、LoRaWANでもSigfoxでも802.11ahでもない
アマゾンは、独自のLPWA(低消費電力広帯域)ネットワーク(以下、LPWA)を開発中であることを明らかにした。「Sidewalk」と呼ぶこのLPWAは、ISM帯域である900MHz帯を用いており、km単位の通信距離と、電池駆動のIoTデバイスを年単位で動作させられるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.