ニュース
大容量の上り通信に適したIoT向けSIMサービスの新料金プラン:製造業IoT
IoT向けSIMサービス「MEEQ SIM」の新プランは、上り通信が大容量になる用途に適している。例えば、キャリアはNTTドコモ、上り通信量100GB、下り通信量2GB、超過後速度32kbpsの場合、月額3400円(税別)で利用できる。
ミークは2023年2月21日、IoT(モノのインターネット)向けSIMサービス「MEEQ SIM」の新プランを発表した。ネットワークカメラによる動画送信など、デバイスからサーバへの上り通信が大容量になる用途に適した料金設定になっている。
1法人当たり月額3000円(税別)のMEEQ商用契約を済ませれば、上り/下り通信のデータ量などをカスタマイズした専用プランを利用できる。例えば、キャリアはNTTドコモ、上り通信量100GB、下り通信量2GB、超過後速度32kbpsの場合、月額3400円(税別)になる。
同社がIoT事業者や企業向けに提供するノーコードのIoTプラットフォーム「MEEQ」は、コンソール画面からMEEQ SIMなどのIoT向け通信サービスを購入、決済、登録、管理できる。NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIの3キャリアに対応し、システムを用意しなくとも簡単にIoT回線を追加できる。MEEQ SIMと組み合わせ、インターネットから物理的あるいは論理的に分離されたMEEQ閉域ネットワークを構築することも可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- IoTデバイスに不可欠な「アンテナ」「無線モジュール」「SIMカード」の役割
IoTデバイスの基本的な構成から、必要な認証、デバイス選定までを前後編で解説する本連載。前編では、基本的な構成の中でも、通信に関する機能を持つ「アンテナ」「無線モジュール」「SIMカード」について詳しく解説する。 - IoTデバイスにも必須の「技適」とは何か、どんなデバイスを選ぶべきか
IoTデバイスの基本的な構成から、必要な認証、デバイス選定までを前後編で解説する本連載。後編では、IoTデバイスを日本国内で使うために必要な認証いわゆる“技適”についての解説を行った上で、目的に応じてどのようなデバイスを選定していくべきかについて紹介する。 - いまさら聞けないeSIM入門
セルラー通信の進化や利用シーンの拡大に応じてさまざまなSIMが登場している。本稿では、SIMの中でも、最近話題となっている「eSIM」について、その概要や利点だけでなく、実際に製品に組み込むために必要な知識を紹介する。 - 製造業も注目、モバイルネットワークの課題を解決する「マルチキャリアSIM」とは
製造業が注目するIoTをつなぐ上で不可欠な技術になりつつあるのがモバイルネットワークだ。本連載はこのモバイルネットワークの領域で注目を集めている「マルチキャリアSIM」について解説する。第1回は、既存のモバイルネットワークサービスの課題を整理しつつ、マルチキャリアSIMに対する目下の市場ニーズを探る。 - IoT機器でもスマホ向けeSIMが利用可能に、IIJが新技術を考案
IIJが、ウェアラブル機器やIoTデバイスでのeSIMの利用を容易にすることを目的に新たに考案した技術「LPA Bridge」について説明。スマートフォンで普及が進みつつあるコンシューマモデルのeSIMプロファイルのリモートプロビジョニングをIoT機器でも利用可能にする技術であり、IoT機器ビジネスの在り方を広げる可能性がある。 - NTTコムがSIMのアプレット領域を分離、トレンドマイクロのセキュリティ機能を実装
NTTコミュニケーションズが、SIMの契約情報などが書き込まれている通信プロファイル領域と、アプリケーションなど通信以外の情報を書き込むアプレット領域を完全に分離して管理する技術を開発。同技術の活用サービスの第1弾として、アプレット領域にトレンドマイクロのセキュリティ機能を搭載したSIMのフィールドトライアルを開始する。