Webベースのテスト管理ツールに承認やパラメーター化の機能を追加:組み込み開発ニュース
テクマトリックスは、Gurock Softwareが開発したテスト管理ツール「TestRail 8.0.1」の販売を開始した。最新版では、テストケースの承認機能やテストのパラメーター化機能を追加している。
テクマトリックスは2023年10月18日、Gurock Softwareが開発したテスト管理ツール「TestRail 8.0.1」の販売を開始した。既にライセンス契約しているTestRailのユーザーには、TestRail 8.0.1を無償提供する。
Webベースのテスト管理ツール「TestRail」は、テストケースの更新や分類、テスト結果のレポートと進捗分析、不具合の検出状況などを管理できる。RedmineやJIRAといった課題管理ツールのほか、UIテスト自動化ツールRanorexとの連携も可能だ。
最新バージョンの8.0.1では、個々のテストケースにステータスと承認者を設定できる機能を追加した。また、変数に渡す値をパラメーターとして管理可能になり、1つのテストケースで異なる仕様や仕向けのテストシナリオを作成できる。
グラフ機能を強化し、日付範囲を指定したグラフの描画、グラフの種類、テーマカラーを変更できるようになった。「テスト実施時間と欠陥数」「経過日数と欠陥数」「テスト数と欠陥数」の3種類の信頼度成長曲線レポートの作成も可能だ。
他にも、添付ファイルの管理機能を刷新し、ファイルの参照や削除、名称変更などを管理ダッシュボードから実施できるようになった。テストケースを左右に並べてバージョン間で視覚的に比較したり、Webhook機能でリアルタイムに情報を連携したりと、テスト管理を効率化する機能を追加している。
セキュリティ認証面では、シングルサインオン機能を強化し、OAuth 2.0とOpenID Connectに対応。多要素で認証するMulti-Factor Authenticationにも対応する。
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