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採尿せずに排尿量を測定できるシステムの一括管理型を発売:医療機器ニュース
島津製作所は、ナースステーションから患者の排尿量情報を一括管理できる排尿量測定システム「Urina」一括管理型を発売した。排尿前後の体重差から排尿量を精密に測定し、自動的に記録、集計する。
島津製作所は2023年10月17日、ナースステーションから患者の排尿量情報を一括管理できる、排尿量測定システム「Urina(ユリーナ)」一括管理型を発売した。排尿前後の体重差から排尿量を精密に測定し、自動的に記録、集計する。
同システムは、排尿量計のUrina、管理用端末、患者用端末で構成される。患者情報を登録したリストバンドのバーコードを認証することで、複数の患者が1台の患者用端末を共有でき、測定対象が多い施設に適している。
患者の排尿時間や量を自動的に記録、集計し、ナースステーションの管理用端末で集中管理する。測定や集計方式は、一括または患者ごとに設定できる。排尿前後の体重変化から排尿量を精密に測定できるため、採尿が不要となる。これにより、尿の飛び散りや容器洗浄による感染リスクを低減できる。
販売希望価格は、管理用端末と患者用端末が1台ずつの場合で180万円(税別)となる。発売から1年間で50台の販売を目指す。
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