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再生医療の細胞培養向けにPVAハイドロゲル製マイクロキャリアを開発材料技術

クラレは、再生医療用の細胞培養向けに「PVAハイドロゲルマイクロキャリア」を開発した。安全性が高く、効率的な細胞培養を可能にする。

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 クラレは2023年10月6日、再生医療用の細胞培養向けに「PVAハイドロゲルマイクロキャリア」を開発したと発表した。安全性が高く、効率的な細胞培養を可能にする。2024年1月より国内外で販売を開始する。

 同マイクロキャリアは、弾性率の高いPVA(ポリビニールアルコール)ハイドロゲル製となる。バイオリアクターで強い力により攪拌(かくはん)しても破損せず、細かい異物が発生しない。

 また、高い細胞増殖性と細胞剥離性を持つことから、必要な細胞を酵素処理せずに収集できる。これまでのマイクロキャリアと比較して、再生医療用の細胞を高効率で培養可能だ。透明性と光透過性に優れることから、顕微鏡で容易に細胞を観察できる。

キャプション
「PVAハイドロゲルマイクロキャリア」上の培養細胞の顕微鏡写真[クリックで拡大] 出所:クラレ

 近年、再生医療の市場拡大を受けて、細胞の大量培養技術が注目されている。従来のマイクロキャリアは、主にバイオ医薬品向けで、再生医療用途で要求される細胞への異物混入防止や幹細胞の増殖などに対応した製品が少なかった。同マイクロキャリアは、それらの課題を解決するために開発された。

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