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産学連携で日本人体型の3Dアバターを開発、3Dデジタルで快適な衣類を設計メカ設計ニュース

モリリンは、日本女子大学との産学連携で「平均体型アバターに関する研究」を開始する。平均体型の3Dアバターを開発し、3Dデジタル技術を活用して日本人の体型に合う快適な衣服の設計を目指す。

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 モリリンは2023年10月2日、同社のデジタル研究チーム「M3 LABO」が、日本女子大学との産学連携で「平均体型アバターに関する研究」を開始すると発表した。平均体型の3Dアバターを開発し、3Dデジタル技術を活用して日本人の体型に合う快適な衣服の設計を目指す。

 今回の産学連携では、3D CAD上の着装検証とパターン設計の精度向上に向け、平均体型3Dアバターを共同で開発。モリリン独自の年代別平均体型の男女別3Dアバター、2Lサイズ以上のサイズ別3Dアバター、子どものサイズ別平均体型3Dアバターを制作する。また、グレーディングの適正化や、3Dデジタル設計による衣服のシルエット、着心地の改善などに取り組む。

 M3 LABOは、3D CADや3Dアバターをアパレルの企画、生産に活用することで、着心地やシルエットの良い商品開発を目指している。完成度の向上には日本人体型に合わせた3Dアバターが必要となるため、3D計測と平均体型形状の研究に取り組んできた日本女子大学 名誉教授の大塚美智子氏らと連携協力を開始した。

 今後、3Dデジタル上で使用する試着アバターの精度が向上することで、高度な体型フィットが可能になる。SDGsの観点でも、適切な衣服の供給につながるとしている。

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