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重さ29gの小型軽量ウェアラブルライブ映像デバイスを活用した配信サービス:ウェアラブルニュース
ザクティは、29gの小型軽量ウェアラブルライブ映像デバイス「CX-WL100」を活用した配信サービス「Xacti LIVE」の提供を開始する。目線映像をリアルタイムに共有し、オフィスなどから遠隔支援できる。
ザクティは2023年10月3日、ウェアラブルライブ映像デバイス「CX-WL100」を活用した配信サービス「Xacti LIVE(ザクティライブ)」を発表した。料金は、デバイスを購入する基本プランが初期費用10万8900円、月額4378円で、レンタルプランが初期費用3万3000円、月額1万890円(いずれも税込み)。同月20日から販売する。
Xacti LIVEは、同社が2020年度より提供している「遠隔支援ソリューション」を進化させたサービスだ。同サービスで利用するCX-WL100は、独自の画像処理技術によるブレ補正と水平維持機能を搭載。目線映像をリアルタイムに共有し、オフィスなどから現場を遠隔支援できる。サイズは26×34×35mmで、重量は約29g。小型軽量のため、メガネフレームや帽子、自撮り棒、スーツ、ヘルメットなど、装着場所を選ばず使用できる。
また、遠隔支援アプリケーションサービス「Xacti Booster Package(ザクティブースターパッケージ)」も提供する。通信状況に応じて最適な画質設定に自動調整する「スマートコントロール」、本部側からデバイスを制御して高品質な映像を配信できる「スーパーズーム」、複数の現場映像をGPSの位置情報とともに1画面に表示したり、複数拠点から遠隔地の映像にアクセスできる「マルチビュー・マルチアクセス」を備えている。
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