Ridgelinez、製造業のビジネスモデル再構築を支援するコンサルティングサービス開始:製造マネジメントニュース
Ridgelinezは、「ビジネスモデルトランスフォーメーション コンサルティングサービス」の提供を開始した。製造業がビジネスモデルを再構築し、企業価値を高めるための戦略策定などを支援する。
Ridgelinezは2023年9月21日、製造業のビジネスモデル再構築を支援する「ビジネスモデルトランスフォーメーション コンサルティングサービス」の提供を開始した。
同サービスは、製造業が従来のサプライヤー型ビジネスモデルから、顧客の経営課題を共に検討するパートナー型ビジネスモデルへ転換するための戦略策定、新たな技術の獲得などを支援する。
支援は、「ビジネスモデル仮説構想」「フィージビリティ検証」「実証実験、修正」「本格展開準備」の4つのフェーズで進めていく。
最初のビジネスモデル仮説構想では、ビジネスモデルのあるべき姿と財務モデルを練り上げる。顧客の経営課題を解決するためのビジネスモデルと、ビジネスモデルから具体的な数値モデルを作成することで、投資価値を確認する。
また、損益計算書(P/L)に加え、必要な投資を含めた貸借対照表(B/S)から現在価値を試算して検討し、時価総額の向上を目指す。
次のフィージビリティ検証では、前段階で整理したビジネスモデルについて、顧客やパートナー候補に説明し、そこで受けたフィードバックをもとに検証する。必要に応じてビジネスモデルの目標変更や別の解決方法を検討する。
実証実験フェーズでは、前の2つのフェーズで不明確だったことや新たに生じた論点などを検証。新技術をアライアンスパートナーなどと試行する。
最後の本格展開準備フェーズでは、新しいビジネスモデルへ移行するための具体的な計画書を策定し、先端事例研究結果も活用して、新戦略が機能するように働きかける。
Ridgelinezは、DX(デジタルトランスフォーメーション)ビジネスを本格化すべく、富士通が2020年に設立した会社だ。Ridgelinezは同サービスの提供に当たり、富士通の技術や知見、ネットワークなどを活用する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- CO2データの企業間連携の実現性を確認、供給網の排出量見える化に向けて前進
電子情報技術産業協会は2023年8月4日、仮想サプライチェーン上でのCO2データ連携の実証実験に成功したことを発表した。 - 生成AI利用に関するガバナンス体制構築支援、Ridgelinezがサービス提供開始
Ridgelinezは、「AIガバナンス体制構築支援サービス」の提供を開始した。生成系AIなどAI技術の利活用に当たって、組織や人のAI管理におけるガバナンス体制の構築をサポートする。 - Ridgelinez、生成系AIを効率的に活用するためのコンサルティングサービス提供
Ridgelinezは、生成系AIを企業や組織で効率的に活用するための「生成系AIコンサルティングサービス」の提供を開始した。アセスメント、実証実験、実装の3のフェーズから構成している。 - 富士通がDXコンサルの新会社を設立、戦略策定から運用まで一気通貫で支援
富士通はDX実現に向けた戦略設計からシステム運用までを一気通貫で支援する新会社RidgeLinezを設立する。DX事業を加速させるため外部人材の幹部登用も行う。