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より安全性や操作性が向上、不二越が最大可搬重量5kgの新たな小型協働ロボット:協働ロボット
不二越は、小型協働ロボット「CMZ05」を発売した。コンパクトロボット「MZ」シリーズの高速、高精度の性能はそのままに、安全性や操作性を向上している。
不二越は2023年8月25日、小型協働ロボット「CMZ05」の発売を発表した。コンパクトロボット「MZ」シリーズの高速、高精度の性能はそのままに、安全性や操作性を向上している。価格はオープンで、年間2400台の販売目標を掲げる。
最大可搬重量は5kg、最大リーチは927mm、本体重量は53kgとなる。最高速度は協働時が毎秒1000mm、非協働時が毎秒2500mmで、位置繰り返し精度は±0.02mmと高速、高精度を有する。
国際安全規格「ISO013849-1」「ISO10218-1・ISO」「TS15066」を取得。挟まれリスクを最小化する形状設計などによって安全性を確保しており、人とロボットが安全柵無しで共同作業できる。
ロボット本体外側の配線、配管の引き回しの必要がない中空手首構造を採用し、周辺装置との干渉リスクを低減している。標準でIP67相当の防塵防滴機能を装備する。
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