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協働型ピッキングアシストロボットに渋滞回避する新機能などを追加:無人搬送車
ラピュタロボティクスは、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」に新機能を追加した。「渋滞回避」「ダッシュボードのアップデート」「定点搬送機能」により、ロボットの活用範囲を拡大する。
ラピュタロボティクスは2023年7月12日、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」に新機能を追加した。「渋滞回避」「ダッシュボードのアップデート」「定点搬送機能」により、ロボットの活用範囲を拡大する。
渋滞を回避する機能として追加したのは、「ダイナミックピッキング機能」だ。例えば物流倉庫において、ロボットが集中し渋滞している場合は次の場所に移動する、渋滞が解消した場合は元の位置に戻るなど、ロボット間で自動的に商品のピックアップ順を最適化する。
また、稼働現場でのオーダーの優先度や進捗管理を可視化するダッシュボードをアップデートし、「全体生産性」「個人生産性」「ピッキングエリアの状況が分かるヒートマップ」を追加した。
オプションの定点搬送機能は、ラピュタPA-AMRの活用範囲を広げることができる。物流倉庫でラピュタPA-AMRに検品済みの商品を積み込んで発送場所まで搬送し、搬送を終えたラピュタPA-AMRを自走で戻すといった、ピッキング以外の作業にも活用可能だ。
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