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日常生活で手指機能のトレーニングができる手袋を発売:医療機器ニュース
三笠は、日常生活の中で、手指の運動機能をトレーニングできる手袋「にぎるくん」を発売する。手袋のように装着すると指が外側に引き上げられ、自然に負荷がかかる。物をつかむ動作時に平常時より力が必要となるため、トレーニングになる。
三笠は2023年7月14日、日常生活の中で、手指の運動機能をトレーニングできる手袋「にぎるくん」を発売すると発表した。奈良県立医科大学との共同研究による成果を製品化したもので、価格は5980円(税込)となる。
にぎるくんは、力が入りづらい、ペットボトルの蓋が開けづらいといった、手指機能の衰えを感じる高齢者などを対象としている。物をつかむ、物を離すという2つの動作で、自然にトレーニングできる。
特許取得の特殊な編み技術を活用し、手袋のように装着すると指が外側に引き上げられる構造をしている。自然に負荷がかかるほか、物をつかむ動作の際に平常時より力が必要となるため、トレーニングになる。
カラーは、ブラックとベージュの2色を展開する。サイズはS〜M、M〜Lの2つで、手首回りに合わせて選ぶことができる。同社は効果的な利用方法として、日常での動作に加え、5〜10回を目安として1日2〜3セットのグーパー運動を推奨している。
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