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紙ベースのインクカートリッジを販売開始、プラスチック使用量を82%削減:リサイクルニュース
ローランド ディー.ジー.は紙ベースの原料を採用したインクカートリッジの販売を開始した。従来のプラスチック製インクカートリッジと比べ、プラスチック使用量を82%削減し、年間350トンの温室効果ガス排出量の削減に貢献する。
ローランド ディー.ジー.は2023年7月12日、プラスチック使用量を82%削減したインクカートリッジの販売を開始したと発表した。原料をプラスチックから紙ベースの素材に置き換えることでプラスチック使用量の大幅な削減を実現している。
同製品は、同日発売した地域限定ブランドの低溶剤プリンタ「DGXPRESS(ディージーエクスプレス)」の新製品「ER-642」の専用インク(D-EAインク)として開発。原料を紙ベースの素材に変更することで、従来のインクカートリッジの主原料であるポリブチレンテレフタレート(PBT)の使用量を年間116.7トン(t)削減する。
新インクカートリッジの生産では、紙を年間36.0t、ポリプロピレン(PP)を年間21.3t使用する見込みだ。これにより、プラスチックの使用量を年間で約95t減らし、従来品と比べ約82%削減する。温室効果ガス(GHG)に換算すると、年間約350tの低減に貢献する。
今後は、既に販売しているプラスチック製インクカートリッジも、紙ベースに切り替えていく。
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