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原価と収益分析を強化、丸美屋食品工業がアミックの基幹業務システムを稼働開始:製造IT導入事例
アミックは、丸美屋食品工業に導入した基幹業務システム「STRAMMIC」が本稼働を開始したと発表した。販売管理業務、生産管理業務、調達管理を1つのシステムに統合することで、基幹業務プロセス全体の効率化につなげる。
アミックは2023年6月14日、同社が丸美屋食品工業に導入した基幹業務システム「STRAMMIC(ストラミック)」について、本稼働を開始したことを発表した。将来も安心して継続的に利用できる基幹システムの構築を目的に、両社で導入を進めていた。
丸美屋食品工業が基幹システムとして導入したのは、製造業向けERPパッケージのSTRAMMICだ。2020年8月より導入プロジェクトを開始。2023年1月には販売管理、生産管理、原価管理システムの稼働を開始し、同年6月より仕入先との連携のための調達管理システムが稼働した。
販売管理業務、生産管理業務、調達管理を1つのシステムに統合することで、基幹業務プロセス全体の効率化に加え、原価と収益分析の強化につなげる。アミックは今後も同システムの安定稼働だけでなく、丸美屋食品工業のさらなる改善への取り組みを支援していく。
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