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材料データ管理ソフトを活用し、航空機エンジン材料のデータベースを構築:CAEニュース
Ansysの材料データ管理ソリューション「Ansys Granta MI」が、物質・材料研究機構に採用された。同機構はAnsys Granta MIを活用し、次世代ジェットエンジン向け耐熱材料の開発を支援する材料データベースを構築する。
Ansysは2023年6月15日、材料データ管理ソリューション「Ansys Granta MI」が、物質・材料研究機構(NIMS)に採用されたと発表した。
Ansys Granta MIは、素材の視覚化による比較分析が可能で、材料関連データを一元管理して共有できる材料情報管理ソフトウェアだ。
NIMSはAnsys Granta MIを活用し、日本ガスタービン学会と協力して、航空関連のサステナブルな材料に関する情報を集約した材料データベースの構築を図る。
データベースは金属やコーティング剤、複合材料の他、航空宇宙や医療用の材料、電磁波など4000を超える市販材料をまとめて比較できるものになる。これにより、材料の選定プロセスが効率化し、新材料の使用に必要な国際的コンプライアンスや、さまざまな手続きにかかる時間、コストも削減できる。
航空業界では2050年のカーボンニュートラル達成に向けた動きが加速している。NIMSは、エネルギーと熱、両方の効率を向上させてCO2排出量を削減する耐熱材料の調査や研究を進め、純国産エンジン部品の製造を支援していく。
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