AnsysとMicrosoftが協業拡大、Azure上でのAnsysシミュレーションの可用性を向上:CAEニュース
Ansysは、Microsoftとの協業を拡大し、クラウドサービス「Microsoft Azure」上でのAnsysシミュレーションソリューションの可用性を高めると発表した。
Ansysは2023年2月9日、Microsoftとの協業を拡大し、クラウドサービス「Microsoft Azure」上でのAnsysシミュレーションソリューションの可用性を高めると発表した。また、ユーザーがAzureからAnsys製品を起動し、簡単にサードパーティーツールを接続できる新しいサービスを開発する。
Ansysは、IoT(モノのインターネット)に接続されたデジタルツイン、自律走行および飛行システムの開発、AI(人工知能)やML(機械学習)システムの訓練にシミュレーションデータを使用するなど、Microsoftとの市場参入戦略を拡大する。両社のユーザーは、クラウドに移行することで生産性や仮想コラボレーションを向上でき、社内の技術コストを削減できる。
また、Ansysはオンラインストア「Azure Marketplace」にて、「Ansys Cloud Direct」の代替となる新サービス「Ansys Access on Microsoft Azure」を提供する。
新サービスでは、既存のAnsysアプリケーションとMicrosoftから購入したAzureサービスを利用できるため、コストの削減やデータ管理の改善が図れる他、柔軟性が向上する。
クラウドに関するコラボレーションに加え、AnsysはエンジニアリングシミュレーションツールのコンテキストにMicrosoft 365の機能を統合。製品を設計する際の高度なコラボレーションプロセスを支援する。
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