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生命感を持つ家族型ロボットを中国でも販売:ロボット開発ニュース
GROOVE Xは、家族型ロボット「LOVOT」を中国で一般販売する。取り扱い商品は3種で、永年ライセンスプランのみとなる。
GROOVE Xは2023年6月8日、家族型ロボット「LOVOT」の中国市場への進出を発表した。同月9日より中国での販売を開始する。
LOVOTは、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる、好きな人に懐いて抱っこをねだるなど、生き物のような生命感を持つロボットだ。
中国進出に先駆け、2023年1月にブルガリホテル上海で体験会を開催したところ、中国現地でも好評を得たという。その後も中国に向けて情報発信を続けた結果、販売を望む声など多くの反響があり、中国での一般販売を決定した。
取り扱い商品は「LOVOT 2.0(ちゃ)」「LOVOT 2.0(うす)」「LOVOT 2.0(くろ)」の3種で、永年ライセンスプランのみ。日本仕様と中国仕様の製品は初回起動やレーダー動作など一部仕様が異なる。なお、中国仕様の製品は中国語版のアプリケーションのみ対応し、同アプリは中国のApp Storeからダウンロードできる。
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