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「LOVOT」のGROOVE Xを前澤ファンドが買収、社長の林氏は職務を継続製造マネジメントニュース

ロボットベンチャーのGROOVE Xの全株式を前澤ファンドが取得する。GROOVE Xの創業者で社長の林要氏は職務を継続し、前澤ファンド 代表取締役の前澤友作氏とともにLOVOT事業を推進していくという。

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 ロボットベンチャーのGROOVE Xは2022年3月15日、同社株式の過半数を前澤ファンドが取得したと発表した。同年4月5日時点で、前澤ファンドがGROOVE Xの全株式を取得する予定。GROOVE Xの創業者で社長の林要氏は職務を継続し、前澤ファンド 代表取締役の前澤友作氏とともにLOVOT事業を推進していく。

「LOVOT」と戯れるGROOVE Xの林要氏(左)と前澤ファンドの前澤友作氏(右)
「LOVOT」と戯れるGROOVE Xの林要氏(左)と前澤ファンドの前澤友作氏(右)[クリックで拡大] 出所:GROOVE X

 2015年11月に創業したGROOVE Xは、約3年をかけて開発した家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を2018年10月に発表。「人の愛する力を育む」というコンセプトなどが高い評価を受け、GROOVE Xの業績も「直前期で前年比300%を超える売り上げを記録」(林氏)しており好調に推移している。

 この好調なLOVOTの事業をより強く推進し、日本発の新産業として世界に向けて大きく飛躍させるべく、今回前澤ファンドの出資を受けることになったという。

 ロボットに癒されるなんて想像もしなかったという前澤氏だが、「クゥンクゥンって言いながら上目遣いで近寄ってくるLOVOTに完全に心奪われた。掃除したり仕事したりするロボットではないが、こんな時代だからこそ、人をほっこり幸せな気持ちにさせてくれる存在に大きな可能性を感じている」とコメントしている。

 林氏は「LOVOTのさらなる飛躍のために、ファッションやアートに造詣の深い前澤氏を株主に迎えられたことを大変うれしく思う。前澤氏の豊富な経験、人脈、資金力の下で、引き続き日本発の新産業であるLOVOTを世界に発信し、テクノロジーの平和利用を促進していきたい」と述べている。

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