予約と優待サービスでEVの充電時間を優雅に過ごす、都内で提供開始:電動化
トヨタ自動車は、レクサスブランドのEVオーナー向けの急速充電ステーション第1弾を商業施設「東京ミッドタウン日比谷」に開設した。
トヨタ自動車は2023年6月15日、レクサスブランドのEV(電気自動車)オーナー向けの急速充電ステーション第1弾を商業施設「東京ミッドタウン日比谷」(千代田区有楽町)に開設したと発表した。最大60日前から急速充電の利用予約に対応しており、充電待ちの時間を過ごすためのサービスも提供する。同様の急速充電ステーションは2030年までに日本全国100カ所に展開する計画だ。
レクサスブランドのEVオーナーは専用アプリやオーナーズデスクを通じて希望の充電時間を予約することができる。予約したクルマで向かうと駐車場でカメラがナンバーを認証し、充電スペースに駐車できる。駐車後は給電口にプラグを差し込むだけで充電がスタートし、終了後は自動で支払いが完了する。急速充電器の出力は最大150kWだ。
充電中の待ち時間は、東京ミッドタウン日比谷にあるレクサスのブランド体験施設のカフェや、提携店舗での優待サービスを利用して過ごすことができる。サービスは今後も順次拡大する。
EVユーザー向けのサービスを手厚く
レクサスのEVユーザー向けには、購入検討から利用中までサポートするコンシェルジュや、全国184カ所のレクサス販売店での50kW以上の急速充電の他、普通充電器本体と設置工事の無償提供などのサービスを用意している。
また、さまざまなパートナー企業とともに、充電器付きの宿泊施設を起点とする独自の旅行プログラム、ラグジュアリーホテルの朝食サービスやアップグレードなどの特典、レクサスのEV試乗を含む旅行の優待などの体験をEVユーザー向けに提供していく。
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