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三菱電機、金属インクジェット印刷スタートアップのエレファンテックに出資製造マネジメントニュース

三菱電機は、金属インクジェット印刷のスタートアップであるエレファンテックへの出資を発表した。金属インクジェット印刷を用いたプリント基板製造では、必要な部分だけを銅で印刷するため、廃棄物や水の使用量を削減できる。

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 三菱電機は2023年5月9日、グローバル・ブレインと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「MEイノベーションファンド」が出資する第4号案件として、エレファンテックへ出資したと発表した。

 三菱電機によると、エレファンテックは、世界で初めて金属インクジェット印刷によるプリント回路基板の量産に成功したスタートアップ企業だ。エレファンテックは、材料を積層したり付加したりすることで、多様な形状を製造するAM(アディティブマニュファクチャリング)の社会実装に取り組んでいる。

 従来のプリント回路基板は、基板全体に銅を成膜し、不要な箇所を除去するサブトラクティブ法で作られてきた。この製法は製造過程で発生する廃棄物が多く、大量の水が必要となるが、エレファンテックの金属インクジェット印刷による製法では、必要な部分だけを銅で印刷するため、廃棄物や水の使用量を削減できる。

 三菱電機とエレファンテックは、金属インクジェット印刷技術の普及やAMの社会実装を通じて、持続可能なモノづくりや製造業の革新に貢献する。

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