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日本製鉄が海上輸送の運航情報をリアルタイムに取得するシステムを構築:サプライチェーン改革
日本製鉄は、鉄鉱石や石炭など同社製品の原料を海上輸送で輸入する際の配船管理で、リアルタイムで運航情報を得られるシステムを構築した。迅速な意思決定が可能となり、サプライチェーンの効率化に貢献する。
日本製鉄は2023年5月29日、鉄鉱石や石炭など同社製品の原料を海上輸送で輸入する際の配船管理で、リアルタイムで運航情報を得られるシステムを構築し、同日に運用を開始したと発表した。
同社の原料需給管理システムに、商船三井が提供する海上輸送の情報提供プラットフォーム「Lighthouse」を連携させることで、原料輸入船の運航状況をタイムリーに把握可能となった。また、日本製鉄向けの原料の海上輸送を担う海運会社もLighthouseを活用したデータ管理ができる仕組みとなっている。
これまでは、天候の影響などで航海日数や停泊日数が変動するため、そのたびに原料輸入船の運航計画の見直しが必要だった。
同システムの導入により、最新の船舶の動静や原料在庫見通しによる迅速な意思決定が可能となる。生産の安定性向上、在庫管理の最適化につながることで、原料確保から生産までのサプライチェーンを効率化できる。また、海上輸送効率の向上などから、CO2排出削減、カーボンニュートラル社会の推進にも貢献する。
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