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日本製鉄、製造プロセスのCO2排出量を削減した鉄鋼製品を販売:脱炭素
日本製鉄は、自社で削減したCO2排出量を割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を削減したと認定される鉄鋼製品「NSCarbolex Neutral」を、2023年度上期から販売する。
日本製鉄は2022年9月14日、CO2排出量の削減に寄与する鉄鋼製品「NSCarbolex Neutral」を、2023年度上期より販売すると発表した。自社で削減したCO2排出量を割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を削減したと認定される鉄鋼製品となる。
CO2排出量削減の認定手法は、同社が実際に削減したCO2排出量の総量を把握し、それを任意の鉄鋼製品に割り当てるマスバランス方式の採用を検討している。この方式を採用することで、CO2排出量を削減した鉄鋼製品へのニーズに迅速に対応できるようになるという。
NSCarbolex Neutralには、同社が発行するCO2排出量削減証明書と第三者による認証を付与し、公正性を担保する。認証機関は、日本検査キューエイを予定している。
2023年度上期に、CO2排出量の削減効果が確定し、かつ第三者による認証が得られた時点で供給を開始する。同年度中の供給量は、CO2排出量を実質ゼロと認定された鋼材換算で、年率30万t程度を予定している。なお、価格は現時点で未定となっている。
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